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結オススメの健康情報日記

【ウォーキングだけでは筋力低下は絶対に防げない】

筋トレを習慣化して、筋力向上と病気になりにくいカラダに。

当院でもよく患者様から

「ウォーキングだけでは運動が足りませんか?筋トレも必要ですか?」

「毎日10000歩、歩いてるから筋力は落ちにくいですよね?」

と聞かれます。

【回答】

毎日10000歩以上を歩いていても筋肉量は減っていきます。

末永く歩き続けるために、運動機能の健康を守るためには、ウォーキング以外の筋力トレーニングは必要不可欠です。

これはある研究で、

「毎日10000歩以上を歩いていても、1日3000歩くらいしか歩かない人と同じような割合で筋肉量は減っていく」

「ジョギング習慣のある70歳代と、運動習慣のない70歳代の筋肉の太さは、大きな差はない」

というエビデンス結果がでています。

足腰の筋肉も、ウォーキングだけでは鍛えることができず、サルコペニア(筋肉量が減少し筋力が低下すること)対策、寝たきり予防としては不十分です。

特に歩く、階段を昇り降りする際に腰や膝に痛みがでる方は、ウォーキング以外の筋力トレーニングが必要不可欠です。

●筋トレは病気による死亡率を下げることができる

以下に筋トレすることで病気による死亡率を下げることができるエビデンス結果を掲載しておきます。

・2013年、アメリカ・スローンケタリング記念がん研究所のレマンヌらは、世界で初めて

「筋トレ」と「がんの死亡率」の関係を明らかに。がんと診断された18歳から81歳の男女2863名を

対象に、筋トレによる死亡率への影響を調査。その結果、トレーニングを1週間に1回以上行っている場合、トレーニングをしていない場合と比べて、がんの死亡率が33%減少。

・アメリカ・ミシシッピ大学のダンケルらは、病気による死亡率と筋トレの関係について疫学的調査を実施し、

20歳以上の男女8772名を対象にして平均6.7年の追跡調査。その結果、トレーニングを継続的に行っている場合、トレーニングをしていない場合に比べて「すべての病気の死亡率が23%減少する」ことが示された。

・2017年、シドニー大学のスタマタキスらによって、かつてないほどの大規模調査を実施。30歳以

上の男女8万306名を対象に、週2回以上のトレーニングと週150分以上の有酸素運動が与える

「がん」と「すべての病気」による死亡率への影響が調査されたのです。その結果、がんによる死亡率は31%減少し、すべての病気による死亡率は23%減少することが明らかに。このように筋カトレーニングには健康向上に絶大な効果を発揮します。健康のために、ウォーキングを日課としている方も多いと思いますが、あらためてこの機会にウォーキング以外の運動習慣も身につけていただけたらと思います。

当院でも様々なオススメの筋力トレーニングを紹介していますが、簡単に取り組めて関節に負担の少ない最新のトレーニング「ワイドスタンス&ワイドステッピング」を推奨しています。

これは簡単・短時間・自宅内でも可能・下半身のたくさんの筋肉を動員できる・全身運動にもなる

現時点において最高傑作のトレーニングと考えています。

ご来院いただいた際にご紹介しますので、積極的に取り組んでみてください!

私の好きな筋トレ名言があります。「限界を決めるのはあなたの心だ。あなたができると思う限りそれは可能なのだ。」アーノルド・シュワルツェネッガー

何歳からでも遅くはありません。痛みや体力、年齢から運動を諦めたり、限界を定めずにご自身の健康のために頑張りましょう!