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結オススメの健康情報日記

【痛みを解消する豆知識④】

「コロナ禍でオススメしたいガムを噛む習慣を」

今回は予定していた「正座の効果について」は延期させていただき、「ガムを噛む効果について」

をお伝えします。

このコロナ禍で生活習慣が大きく変わりました。

・マスクの着用

・会話時間の減少

・在宅ワークやオンライン授業の増加

これらによりカラダの筋肉を使う時間が減り、不調をきたす方が増えています。その中のひとつとして「顎(顎関節)動かす時間が減少している」ことで、肩こり、首こりに繋がっていると考えています。

顎関節には肩こり、首こりに繋がるたく さんの筋肉がついています。顎を動かす機会が減ることで筋肉は硬くなり血流不足を引き起こし、痛みに発展していきます。予防するために、食事中はよく噛んで食べることに加えて、「日頃からガムを噛む習慣をつけて積極的に顎を動かす」ことをオススメします。

噛む回数を増やすだけでも、顎関節まわりの筋肉が使われ、血流が増加して肩こり、首こりが緩和されます。

また、肩こり、首こりの原因となる以下の内容にも大きな効果ありますので、是非お試しください。スポーツ選手がガムを噛む姿を見たことがあると思いますが、これにも理由があり、以下にお伝えするメリット効果が絶大だからでしょう。

.姿勢改善

→噛むことは、安定した姿勢を保つことにも一役買います。私たちの体は、姿勢のバランスが崩れたときに、無意識に「抗重力筋」と呼ばれる筋肉を働かせてバランスを保ちますが、この「抗重力筋」の1つが、「かむ」ときに使う「咀嚼筋」です。つまり、ふらつかずにいつまでもしっかりと立っているためには、咀嚼筋を鍛えることは重要となります。

・脳血流量増加により認知症予防、集中力増加、疲労回復、ストレス緩和、自律神経を整える

→ガムを噛むことで血液を脳に送り込むことができます。これにより、脳を刺激するとともに、“脳のゴミ”と呼ばれアルツハイマー型認知症の原因となる「アミロイド」を押し流すことができるとも言われています。

→噛むことで脳内の血流が増え、脳の運動野や感覚野、前頭前野、小脳などが活性化します。特に脳の前頭前野は判断、感情、行動、記憶、コミュニケーションなどをつかさどる重要な部分です。

うつではこの前頭前野の機能が低下することが指摘されています。

→脳の記憶を司る部位である海馬を刺激し、記憶力の低下を防いでくれます。

→ある研究では、ガムを20分間しっかり噛み続けると、脳のセロトニン神経が活性化し、血液中のセロトニン濃度が増加します。セロトニン神経が活性化すると、ストレスを緩和し幸福感を高めるセロトニンの分泌が増え、うつなどの改善にも効果があるといわれています。

・唾液分泌を促進して免疫力向上

→ガムを噛むことで口腔内の洗浄を担う唾液の分泌が促進されます。唾液には、食べ物の消化を助ける酵素のほかに、口に入ってくるウイルスや細菌などの病原体に対する防御因子が含まれており、感染症の予防や全身の健康維持に重要な役割を果たしています。新型コロナウイルスに対して唾液の感染予防が有効というエビデンスはまだありませんが、感染防御の役に立つ可能性はあると言われています。

・肥満予防

→満腹中枢を刺激して、食べすぎの抑制にもなります。咀嚼、唾液分泌促進により消化、吸収、代謝を上げてくれます。

現代社会では、食事の際に行う咀嚼だけではかむ回数が不十分なので、食事と食事の間にこまめにガムをかむことで、足りない分の咀嚼回数を補っていきましょう。

ガムのかみ方の目安としては、1日3回。1回につき5分以上はかんでください。唾液による歯の再石灰化効果を高めるために、1粒ずつ、毎食後に噛むのも良いと思います。あるいは、就寝前にかむのも効果的です。就寝中は唾液の分泌が減るため。

ガムのかみ方の目安としては、1日3回。1回につき10分以上がオススメです。唾液による歯の再石灰化効果を高めるために、1粒ずつ、毎食後にかむとよいでしょう。あるいは、就寝前にかむのも効果的です。

ただし、ガムを噛む際の注意点があります。

・ガムをかむときは、口の中でかむ位置を変えて、左右交互にかむようにしましょう。

・歯に詰め物や治療中の方

・長時間噛みすぎない

には気をつけてお試しください。